自作日記

色々作ってます

L型パソコン机の自作 ~天板の塗装編~

自作パソコン机製作 第2回目

今回から製作方法について紹介していきます。

↓前回は材料と部品の紹介でした。

selfmadestudio.hatenablog.com

 

まずは天板の塗装から。出来るだけ晴れた日に実施しましょう。

今回使用する「ワトコオイル」は、手順さえしっかり守れば誰でも綺麗に塗れる塗料なので、他の家具や工作の仕上げにもオススメです。私は一番人気のダークウォルナットを選びました。


200mL缶と1L缶がありますが、今回のような大きさの机を塗る場合は1L缶じゃないと足りないのでこちらを買いましょう。

ワトコオイル ダークウォルナット W-13 1L

ワトコオイル ダークウォルナット W-13 1L

 

 

  1. 事前準備として、ウエス(布)と天板を置く台(馬)と乾燥させる場所を確保します。室内で乾かす場合はかなり臭うので場所に注意してさい。ガレージ等があれば理想です。(私はリビングの壁に立て掛けてました)

  2. 最初に、木材の表面がざらついていたり汚れたりしている場合は、布で汚れをふき取り、軽くサンディングします。

  3. 表と裏の二回に分けて塗布を行いますが、同時に両方は塗れないので、裏面はこのように縁にマスキングテープを貼っておくとオイルの垂れによるシミを防止できます。

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  4. 大きめのハケでオイルを全体的に塗布します。

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    左:塗装前  右:塗装後
    表面に塗膜が出来るくらい多めに塗ります。
    塗り終わったら30分くらいそのまま放置して乾燥させます。

  5. エス(布)で余分な塗料を拭き取ります。放置している間に染み込んだ塗料が残るので、ムラ無く綺麗に色が付きます。

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  6. 拭き取ったらまた1時間程度乾燥させます。これで1回目の塗装は終わりです。
    しかし、ワトコオイルは重ね塗りすることでより美しく仕上がる塗料です。メーカーも重ね塗りを推奨しています。よって2度目の塗装を行いましょう。

  7. 2回目の塗装では1回目より薄く塗料を塗ります。(1回目の1/3~1/4位で良いらしい)ハケにあまり染み込ませず、軽く流す程度に塗るのがコツです。塗り終わったら今度はウエスで抜き取らず、そのまま耐水ペーパーでサンディングを行います。
    sakazume ワイドハンドサンダー 90×185

    sakazume ワイドハンドサンダー 90×185

     

     私はこのハンドサンダーを購入しました。耐水ペーパーが丁度1/4ずつ使用できるので無駄がありません。 

    ワトコオイル公式では200~400番目の耐水ペーパーの使用を推奨していますが、私が購入した木材の表面は最初からかなり表面がツルツルで綺麗だったので、800番目を使いました。こちらでも特に問題は無かったです。

  8. そして残った塗料をウエスで綺麗に拭き取ったら終了です。あとはお好みで4.~7.の手順を繰り返します。私は30分乾燥させた後、もう一回重ね塗りを行いました。裏面も同様の手順で塗装してください。

  9. 重ね塗りが終わったら24時間以上乾燥させます。家の外だと埃を被るので室内乾燥をオススメしますが、臭いがキツイので場所には注意して下さい。乾燥させている間も、余分な塗料が染み出してくるので定期的にウエスでふき取りましょう。このふき取りが甘いと、乾燥後、表面がベタつくことがあります。

    壁に捨て板を挟み込んで斜めに立て掛けて乾燥させれば、大きい天板でも汚さずに乾燥させることができます。

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    乾燥後の天板です。木目が綺麗に浮き出ています。

  10. 最後の仕上げにワックスでツヤ出しを行います。
    今回はブライワックス(クリア)を使用します。

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    BRIWAX(ブライワックス) トルエンフリー クリア 370ml

    BRIWAX(ブライワックス) トルエンフリー クリア 370ml

     

    スチールウールを4㎝位に切ってワックスを付け、ゴシゴシ磨き上げるように擦ってください。台所のシンクをタワシで掃除するみたいな感じです。すると、表面にツヤが出てきます。
    使っているうちにスチールウールはどんどん小さくなっていきます。

     
    ↓ワックス掛け後の天板です。
    ちょっとわかりづらいですが、良い感じにツヤが出ています。

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    因みにこのワックスもかな~り臭いがキツイので、風通しの良い場所で行うことをおオススメします。長時間吸っていると気分が悪くなるので。。。

    終わったら数時間は乾燥させてください。
    以上で天板は完成です!


因みに暫くの間(数日~1週間くらい)は臭いが消えないので、苦手な人は暫く使わないようにしましょう。そして完全に乾燥するまでは布に色が付いてしまうことがあるので注意してください。ウエスで拭いても色や臭いが付かないことを確認してから実際に使用するようにした方が良いです。

とまあこんな感じで仕上げるまでに手間は掛かりますが、手触りもサラサラでしっとりとした上品なツヤがあり、筆者一押しの仕上げ方法です。

よく光沢のある机が売られていますが、夏場に手の汗が纏わりついて不快になるので、私はあまり好きではありません。しかしこれなら快適にPC作業が出来ると思いますよ。


以上、今回はここまでです

次回はフレームの組立を行います。